出典元:https://www.youtube.com/watch?v=YZFm4CDp3d8&t=15s
「大阪・西成のあいりん地区での暮らしぶりをリアルレポートする」という内容で、世に衝撃をもたらしたVTuberが日雇礼子です。
その日雇礼子のチャンネル「ドヤ街暮らしチャンネル」は、2018年3月に開設され、2年で登録者数5万人超え。
投稿頻度はあまり高くなく、2年で30本程度ですが、評判が評判を呼び総再生回数は478万回を超えています。
一体、どんなことを伝えるチャンネルなのか?あいりん地区とはどんな所なのか?そして、日雇礼子の中の人はどんな人なのか?
気になることが色々あるので、調べてみました。
ドヤ街暮らしチャンネルとは?
バーチャル・カマやん pic.twitter.com/yb6hpZzNP0
— 日雇礼子⛏️バーチャルドヤ街暮らしお姉さん (@hiyatoireiko) January 8, 2020
「ドヤ街暮らし」と言われても、現代日本、特に若い人にはピンとこない人の方が多いのかもしれません。
しかし、日雇礼子の動画は日本のリアルな現実を突きつけてくる衝撃の動画と話題です。
かわいいキャラとは裏腹のシビアな内容
VTuberである日雇礼子のビジュアルはそのままアニメに出てきてもおかしくないくらいのかわいらしいもの。
ロングの茶髪にへそ出しのタンクトップがお決まりのファッション。時折、しまむらで買ったというシャツやパーカーなどを着るおしゃれさん。
そんなキャラが実写のレポート動画に合成されるわけですが、そのレポートはシビアなドヤ街の様子。
日本でも最下層の暮らしと揶揄されるドヤ街の、テレビでは決して放送できない現実がレポートされるのです。
どんな動画がUPされているのか?
日雇礼子は通称“ドヤ”と呼ばれる簡易宿泊所に寝泊まりし、日雇労働で稼いだ金で「その日暮らし」をしているという設定。
一泊1000円以下で泊まれるドヤの内部だったり、職業あっせん所の地面に布団を敷いて寝る人の姿だったり、他の街では見られないドヤ街の様子をレポートします。
他にも、あいりん地区のゲームセンターや銭湯を紹介したり、ホルモンうどんや格安天丼などのグルメリポートがあったりします。
動画で見られるのは単なる好奇心を満たす取材ではなく、日雇礼子のあいりん地区への愛を表すレポートの数々。
あいりん地区を「普通の街のふりをしたスラム」といいながらも、コンビニなどが進出して街の様子が変わることに怒りを表したりしています。
そこにも、細々としながらも愛おしい人々の暮らしがあることを日雇礼子は伝えたいのです。
あいりん地区とは?
「大阪人も近づかない危険地帯」「常識が通じない異世界」などと言われるあいりん地区。
ドヤ街の異名を持ち、日雇礼子が生活するとされるあいりん地区とは、一体どんな街なのでしょうか?
壮絶な歴史!日本の中の異界⁉
あいりん地区があるのは大阪市の中心部に近い西成区。通天閣などがある新世界のお隣です。
かつては「釜ヶ崎」と呼ばれていました。
戦後、社会党系の大阪市長が貧困対策を重視したおかげで、この地区に浮浪者や貧困者が集まるようになったのがことの始まりとされています。
やがて、それらの人のために格安で泊まれる簡易宿泊所が数多く誕生。
“宿”とはとても呼べないから逆さに読んで“ドヤ”と呼ばれ、釜ヶ崎はドヤ街と呼ばれるようになります。
かつては犯罪率が高く、日雇労働者を食い物にする暴力団の事務所も多く、たびたび市政に不満を表明する大規模な暴動が起こっていました。
東京の山谷、横浜の寿町と並び「日本三大ドヤ街」と呼ばれた釜ヶ崎は、一般の人は寄り付かない危険な街となっていったのです。
現在は観光客も多い?
— 日雇礼子⛏️バーチャルドヤ街暮らしお姉さん (@hiyatoireiko) November 9, 2019