釜ヶ崎は、1966年に「あいりん地区」と呼ばれるようになりました。
NPOなどによる生活困窮者のための炊き出しや、暴対法の施行、日雇い労働者の高齢化などの様々な要素から、現在の犯罪率は低下傾向にあります。
さらに、コンビニや外食チェーンが進出するなど「普通の街化」(日雇礼子はお気に召さないようですが)が進みつつあります。
その上、格安で泊まれるというドヤの利便性から最近では外国人バックパッカーに人気となり、観光客が頻繁に利用するようになってきました。
徐々に、「危険な街」という面影は薄れつつあるようです。
動画でわかるあいりん地区の暮らし
徐々に「危険な街」から脱却しつつあるあいりん地区ですが、まだまだ路上生活者(ホームレス)も多く、生活困窮者があふれているのも現実。
そんな街で、日雇礼子はどんな生活をしているのか?それは「ドヤ街暮らしチャンネル」の動画から読み取ることができます。
どんな動画が人気なのか?
「日雇礼子のドヤ街暮らしチャンネル」で人気なのは、比較的初期に投稿された動画です。
それが、「VTuber日雇礼子があいりん労働福祉センターでご飯を食べる」という動画。
73万回再生を誇るこの動画は、日雇礼子が寝坊して、あいりん労働福祉センターで斡旋される日雇い労働からあぶれてしまった所から始まります。
日雇いでその日に現金が支払われる仕事のことを日雇礼子は現金仕事と呼びます。
この現金仕事を得るには早起きして並ばなくてはいけないようです。
そんな現金仕事をゲットできなかった人たちは、福祉センターで日がな一日何もせず過ごさなくてはなりません。
中には施設の地面に布団を敷いて寝ている人もいます。現金仕事がなければドヤにも泊まれないからです。
しかし、多少は現金を持っているであろう日雇礼子は福祉センターの食堂で優雅に朝食をとるのでした。
ドヤ街グルメが意外と美味しそう?
何の装飾も無いコンクリート打ちっぱなしでとても食堂には見えない福祉センターの食堂で、日雇礼子はご飯と豚汁、卵焼きを食します。
豚汁は220円、卵焼きは160円とそこそこの値段ですが、具沢山で意外と美味しそう。
日雇礼子は「現金仕事を頑張ったご褒美」と言って食べるのです。
日雇礼子のチャンネルにはこのようにあいりん地区のグルメ情報も度々出てきます。
ホルモンうどん屋に行って、ホルモンそば(中華そば)を食べたり、450円なのにエビが3匹も載る格安天丼を食べたり。
生きるためのぎりぎりの生活だからこそ、あいりん地区は美味しい食事にこだわりがあるのかもしれません。
そして、お腹がふくれた労働者は、500円の1部屋1畳の下級ドヤか、1000円台で3畳の中級ドヤに帰ります。
もしくは頑張ったご褒美に2000円台で4畳の高級ドヤで寝るのです。
日雇礼子とは何者?
日雇礼子はVTuberですので、そこには彼女に命を吹き込んでいる中の人がいます。
日本で最もディープな場所であるドヤ街を平気でリポートする中の人とはどんな人物なのでしょうか?
中の人のプロフィールは?
VTuberで活動しているということは、顔を出したくない理由でもあるのかもしれません。
その証拠に、日雇礼子の中の人のプロフィールを調べてみても、具体的なことはあまり出てきませんでした。
本名:不明
生年月日:不明
年齢:35歳(2020年3月現在)
性別:男性
身長:167cm
職歴:期間労働者、日雇い労働者出典元:https://www.youtube.com/
よくよく考えてみればそうかもしれませんが、中の人は男性でした。